経費を活用して上手に節税しよう! - チャットレディJP

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経費を活用して上手に節税しよう!

前回までのトピックスで「確定申告」・「扶養」・「住民税」などについて説明してきました。
「確定申告」とは1年分の所得から所得税を計算した上で税務署に提出することです。一定以上の収入があれば、確定申告をして納税しなければなりません。
所得が増えるにつれて納税額もアップしていきます。

所得から所得税を計算する、とお伝えしましたが、ここで言う所得とは収入とイコールではありません。

所得はチャットレディのお仕事での(収入−経費=所得)で割り出されます。

チャットレディに限らず、全ての所得は収入から経費を差し引いて計算されます。
もし、収入が確定申告の対象金額になったとしても、経費の申請金額によっては「所得」が対象金額を下回る可能性があるので、確定申告が免除されることもあるのです
そのため副業で働いていて確定申告対象外で稼ぎたい方や家族に内緒で働きたい方・扶養内で収まる範囲で稼ぎたいと考えている方にとって、「経費」は重要な金額・役割を担っています。

経費とは?

収入を得るために出費したものが経費です!
お仕事に必要な道具や交通費など直接的なものから間接的なものまで様々あります。

では、具体的にチャットレディの経費として計上できる項目は何があるのでしょうか。

チャットレディの経費で落とせるものは?

チャットレディの経費で落とせるものは?

必要経費は業種によって経費として認められるかどうか変わってきます。
チャットレディの場合、通勤する交通費の他、男性ユーザ様と会話するためにかかる費用は基本的に認められるため経費の範囲が多いです。
それではここから主な経費の対象を紹介していきます!

「衣装費」

  • チャット配信で使用する衣装全般

普段の洋服・イベントごと(ハロウィンやクリスマス)で使用するコスプレ・水着、下着・ウィッグなどの身につける衣装類。また、メガネやアクセサリー等の小物も衣装代に含まれます!

「美容費」

  • 化粧品
  • サプリメント代
  • ネイル代
  • コンタクトレンズ
  • 美容院代

チャットレディのお仕事はカメラの見映えが命!身だしなみのために必要な費用は経費となります。
ただ美容院代は個人としての支出と見なされがちです。
チャットレディのお仕事のために身だしなみを整える必要があると説明し、税務署に経費として妥当であると認められれば経費計上出来る場合があります。
また、チャットレディのお仕事以外でも使用する化粧品やコンタクトなどは、全額ではなく一部のみが経費として認められます!

「消耗品費」

  • WEBカメラ
  • PC
  • 照明
  • イヤホンマイク
  • ソファや机などの家具

チャット中に使用するカメラ・パソコン・照明といった機材と家具や装飾品など画面に映る物、チャットを行うために使用するイヤホンなどが消耗品費の対象です。
ただし消耗品は「10万円未満もしくは使用期間が1年未満のもの」を指すため、この基準の金額を越える場合は、消耗品として認められません。
10万円を超えるものは固定資産になるので、固定資産として「減価償却」を行い、数年にわたって経費として計上する必要があります!

「通信費」

  • インターネット代
  • 電話代

PCやスマホなど在宅チャットレディが自宅からお仕事を行う際にかかるインターネット代などが対象です。
チャットのみで使用しているスマホやPCがある場合はそれらにかかった通信費は全額経費として計上できます。チャットレディの仕事以外でも兼用している場合はかかった通信費の一部のみが費用として認められます。勤務時間や使用時間をメモしておくようにしましょう!

「会議費・接待交際費」

  • チャットレディの同僚・スタッフとの食事
  • 仕事関係での差し入れ代

打ち合わせの際などのカフェ代や同じチャットレディの同僚などとの食事代などチャットレディのお仕事の一貫としてかかった交際費は全て対象です。また、チャットレディのお仕事関係の方への差し入れなど業務に繋がる関わりでの出費は対象となります。
誰と行ったのか経費を申請する際に分かるように領収書に名前を書いておくようにしましょう!
ただ、個人的な食事代は経費では認められませんので注意しましょう。

「旅費交通費」

  • 電車代
  • バス代
  • タクシー代
  • ガソリン代

チャットルームまでの通勤にかかる交通費です!
タクシー代やガソリン代など領収書が発行されるものは領収書をとっておきましょう。電車代・バス代などは区間や金額をメモしておきましょう。
また、ICカードを使用する場合は券売機で利用明細書を出力すると「いつ・どの区間に乗車していくら支払ったのか」の一覧で分かるので利用するのも良いでしょう。

「新聞図書費」

  • 小説
  • 漫画
  • ビジネス本
  • 研修やセミナー

お仕事に関連する書籍の購入も、経費として計上できます。例えば、ユーザ様との話題作り・メイクの勉強の為に購入した書籍など。
ただし、「業務に関係のある理由」を説明して、税務署に認められた場合に限ります。
また、接客や美容の向上などの目的でセミナーなどを受講した参加費も経費として計上できるものもあります。

「家賃・光熱費」

  • 家賃(持ち家の場合は対象外)
  • 電気代

在宅チャットレディのみですが、家賃や電気代の一部も経費として計上できます。
その場合の金額の割り出し方は、按分(あんぶん)計算を行います。
「仕事用」と「プライベート用」に分けて考えて、仕事で使用している割合に応じた金額を経費として計上することが可能です!

例えば、支払い金額の全額を100%と考えた時、「仕事80%、プライベート20%」と分けて、経費を計算します。

仮に家賃が7万円だとして、
70,000円(家賃)×0.8(仕事で使用している割合80%)=56,000円
→56,000円を家賃として計上できます。

その割合の決め方で電気代の金額も計算します!

例えば、電気代1ヶ月7,000円だとして、
7,000円(光熱費)×0.8(仕事で使用している割合)=5,600円
→5,600円を光熱費として計上できます。

按分の決め方

割合は「何%が仕事用」と決まっているわけではないので、自身の状況に合わせて決めて大丈夫です。
他の人が聞いて納得できる金額であれば按分として認められます!

減価償却費(げんかしょうきゃくひ)とは?

減価償却費(げんかしょうきゃくひ)とは?

消耗品費の説明で出てきた減価償却費が特殊な経費になるので説明します!
主にPCやカメラなど1回の使用で消耗されないものや、長期に渡って使用するものなどは、使い切るまで少しずつ経費にしていきます。

1年間の経費になる計算のやり方は以下の通りです。

  • 10万円未満:買ったその日に100%経費
  • 10〜20万円:価格×3分の1(3年間)
  • 20万円以上:その商品の耐用年数と償却方法によって金額を計算

支払った金額によって、1年間の経費が変わってきます。
また、品目ごとに「使い切るまでの期間(耐用年数)」が決まっており、その年数に応じて経費を配分していきます。ちなみにPCは4年、カメラは5年です!

領収書やレシートを必ず保管しよう

領収書やレシートを必ず保管しよう

経費金額を申請するために使用した証明物となる領収書やレシートの自己管理をしっかり行いましょう!紛失してしまうと経費として認められません。
法律上7年間の帳簿や領収書の保管が義務付けられています。
確定申告で領収書やレシートの提出はしませんが、失くさないように保管しましょう。
クリアファイルなどでまとめておくなど管理方法や場所をしっかり決めておくことも大切です!

税務調査が行われた際に過去7年分の領収書などの提示が求められる場合があります。万が一に備えて、お買い物終わりなど特に気をつけましょう!

領収書とレシートの違いは?

領収書は宛名と金額を指定して記入することができ、レシートは一度に購入明細が全て記載されます。
基本的には「レシート」を貰えば大丈夫です。ただし、10万円以上の高額な支払いの際は、「宛名付きの領収書」を書いてもらうようにしましょう!
高額な経費の場合、宛名のない領収書やレシートは「他人からもらってきたのでは?」と疑われてしまいます。
宛名が書いてあれば、誰が購入したか明確ですよね!
疑われないためにも10万円以上の買い物をしたら領収書は「宛名付き」で受け取りましょう!

領収書やレシートがもらえなかったら?

経費を計上するのに領収書とレシートが重要ですが、発行されないケースもあります。国税庁によると、3万円未満の取引では領収書がなくても大丈夫とされています。
3万円未満の買い物をして、領収書などが発行されなかった場合「出金伝票」を活用しましょう!必要事項を記入すれば領収書やレシートと同じく経費書類として有効になります。
あくまでも「出金伝票」は領収書などが発行されなかった時の対処です。
基本はレシートや領収書が発行される場合は受け取るようにしてください!
また、購入したものが経費になるか迷ったら、捨てずに保管しておくようにしましょう!

まとめ

まとめ

ここまでチャットレディの経費について紹介してきました。しっかり経費の計上を行うことによって、節税効果を生み出します!
ただし、いい加減な申請・管理をすると脱税行為で大きな罪を招いてしまうこともあります。

そうならないためにも「領収書とレシートの保管」、「何月何日に購入した」などこまめにチェックを行い、追加で税金を徴収されないように気をつけましょう!

また、経費として申請する領収書やレシートはプライベートのものと混ざらないようにファイルやバインダー、ポーチなどにまとめてすぐ見つけられるようにしておくことも大切です!
経費計上をフル活用して少しでも税金を安く済ませて無駄なくチャットレディのお仕事をして楽しく稼ぎましょう!

※この記事は2021/10/22時点での情報をもとに作成しております。

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