チャットレディは個人事業主であるため一定以上の所得が発生した場合、「確定申告」を行わなくてはなりません。

今までの記事でも何度か「確定申告」について取り上げてきましたが、お金の問題って難しい・・・。

確定申告を自分でやるか、税理士に任せるかで悩むなぁ・・・・・。

今回は、確定申告を税理士に頼むメリット・デメリットや自分で確定申告を行う際にオススメな会計ソフトについて紹介していきます!
税理士に依頼したときのメリット

お仕事に専念できる
確定申告を税理士に頼む1番のメリットは、申告作業の手間が省けてお仕事に集中できることです。

期日前に焦らないためにも普段からこまめに領収書の整理をやっておかなきゃな・・・。
と確定申告が終わるたびに決意するのに、いつの間にかお仕事が忙しくてどうしても直前になって焦ってしまうという話を耳にすることがあります。
税理士と交わす契約内容にもよりますが、記帳や確定申告の作成を依頼することですべて代行してくれる場合があります。溜まった領収書の整理からお願い出来る場合もあるため、貴女自身は何もせずに確定申告を終えることができるのです。また、申告期日の声がけもしてくれるため、期限を過ぎてしまうリスクを避けられます。
ミスが生じにくい
確定申告には「青色申告」と「白色申告」の2種類の方法があります。
青色申告をすると特別控除が受けられる他、赤字を3年間繰り越せるなど白色申告にはない節税メリットがあります。その点、青色申告は白色申告と比べて確定申告までの過程で様々な書類が必要となります。その1つが日々のお金の動きを記録しなければなりません。そのことを記帳と言います。
普段の生活で家計簿をつける場合、お昼代〇〇円といったように自分さえわかればいいように記載すればいいのですが、青色申告で行う記帳は「この支払いをしたときはこの勘定科目で登録する」という決まりがあります。
自分で確定申告を行う場合は、

経費や収入などに漏れはないかな?勘定科目の分類は正しいのかな?

計算ミスはないかな?大丈夫かしら?
などの様々な確認や判断を1人で行わなければなりません。
勘定科目とは経費を計上していくときの分類名です。経費にはそれぞれ名前があります。例えばお仕事で利用するPCは「消耗品費」、Wifi代は「通信費」です。ひと目で経費分類が勘定科目を使うことオススメしています!
税理士に任せてしまえば正確な確定申告をしてもらえるため、ミスが生じる心配もなく安心です。万が一、税務調査が入った場合には申告内容の説明のアドバイスなどサポートしてくれるため安心です。また税理士にお任せした時に、きちんと事前打ち合わせしておくことで本業のお仕事にバレないようにチャットレディの申告を行ってくれます。個人情報はきちんと取り扱ってくれますので安心してくださいね。
節税になる

税理士に依頼することで正確な申告ができるので、経費の計上漏れや各種控除の適用漏れなどがないため、きちんと節税ができます。
税理士に相談することで「これも経費になるんだ」「購入理由によっては経費として認められて節税につながるのか」と分かることがあります。税理士に依頼することで、正しい申告書の作成や無駄のない経費申請ができるため節税効果が期待できるでしょう!
・お仕事に専念できる
・ミスが生じにくい
・節税になる
税理士に依頼したときのデメリット

税理士に依頼することは、多くのメリットがありますが一方でいくつかのデメリットがあることも事実です。次に、税理士依頼におけるデメリットについて紹介していきます。
費用がかかる
確定申告を税理士に依頼すると当然、顧問料がかかります。どれくらいの費用かは、税理士や依頼内容によって異なります。
おおよその相場は、申告書の作成のみを依頼する場合は10万前後となることが多いようです。毎月の記帳をお願いする場合は月1万円〜3万円程度の報酬を支払う必要があります。毎月の売上を踏まえて、無理なく税理士に依頼できるかどうかを判断してくださいね。
確定申告前に打ち合わせが必要
領収書をまとめて渡しても、「この領収書は何に使ったのか」分からなければ、税理士は適切な勘定科目に振り分けることが出来ません。
そのため何度か税理士と打ち合わせを行う必要があります。
ただし、最近は新型コロナウィルスの影響で対面ではなく、メールや電話などの打ち合わせ方法が増えてきています。従来に比べて「打ち合わせに時間がかかる」という印象は薄くなってきたかもしれませんね。
・費用がかかる
・確定申告前に打ち合わせが必要
税理士の選び方
次に税理士の選び方について紹介していきます。
・インターネットで税理士を検索
・税理士紹介サービスを利用する
・知人からの紹介
上記の中で特にオススメな方法は税理士紹介サービスを使用することです。
しかし、

税理士さんごとに専門性があるから、どの税理士さんを選んでいいのか分からない・・・・。
と迷ってしまうかと思います。
そんな時は、具体的な条件を伝えましょう。
内容は、
- 副業または本業でチャットレディをしている
- できるだけ多くの経費を申請して節税したい
- ◯万円以内で確定申告したい
- 〇〇万円くらいの売上を稼いでいる
- チャットレディに理解がある人が良い
など希望や貴女の情報を書きましょう。チャットレディのお仕事に前向きな税理士さんかどうか依頼する前に確認しておくことが大切ですよ!
会計ソフトも有効活用しよう

税理士に依頼せずに自分で確定申告を行う方に最適なのが会計ソフトです。会計ソフトは日々の仕訳から決算書の作成まで会計にまつわる業務を総合的にサポートしてくれます。
具体的には以下の作業を自動化・効率化してくれます。
- 仕訳
- 決算書の作成
- 帳簿の作成
多くの会計ソフトは口座やクレジットカードと連携することができるので、引き落としの内容を取り込んで自動で仕訳してくれます。
また面倒な領収書の内容はスマホのカメラを通じて自動認識・仕訳してくれるソフトもあります。
日頃の仕訳を済ませたら、帳簿や決算書の作成も会計ソフトが自動で行ってくれます。会計ソフトを導入すれば会計業務にかかる手間や時間を大幅に減らすことが可能です。
会計ソフトの選び方

会計ソフトは基本的に「クラウド型」と「インストール型」に分かれています。クラウド型は、インターネットを介して利用する会計ソフトサービスのことです。対してインストール型は自分のパソコンにソフトウェアをインストールして使います。
チャットレディは、「クラウド型会計ソフト」がオススメです。クラウド型のメリットは以下の通りです。
- 銀行口座やカード明細などから取引データを取り込むことができる
- バージョンアップが自動
- ネットワーク経由なので、複数の端末でデータを共有できる
- WindowsとMacどちらでも使用可能
一方デメリットとしては、「ページが重く挙動が遅い場合がある」という点が挙げられます。しかし最近は通信速度も着実に向上しつつあるためデメリットである操作性も従来より気にならなくなったようです。
次にクラウド型会計ソフトを選ぶ時のポイントを紹介していきます。
外部サービスとの連携

会計ソフトは口座(ネットバンキング)やクレジットカードなどと連携して、勘定科目別に自動的に仕分けするという便利な機能が備わっています。
本来、1年間で貯まった領収書や請求書を照らし合わせながら手入力で1つずつ勘定科目に仕分けするといった時間がかかる作業を会計ソフトで解決できます。
ただし会計ソフトによっては、連携できる銀行やクレジットカード会社等が制限されているものもあるため、会計ソフトを選ぶ際にしっかり確認を行いましょう。
セキュリティの安全性
「クラウド上のデータが消えてしまうことはないのか」など、インターネットを介したサービス故に会計ソフトのセキュリティに関する心配の声をよく聞きます。この点に関しては、どの会計ソフトも厳重に管理しています。
例えば、定期的にバックアップを取ってクラウド以外の場所で情報を保管したり、暗号化した通信環境の中でクラウドを運営したりなど、セキュリティ環境を導入している会計ソフト会社がほとんどです。
しかし、「100%安全」とは言い切れないことも確かです。だからこそ、各会計ソフトの安全性、セキュリティ環境を調べた上で自分が納得できる会計ソフトを選びましょう。
金額面やサービス内容を確認しよう
会計ソフトは、運営元ごとに料金が違います。ほとんどの会計ソフトは「月額制」か「年払い」のどちらかです。またプランの違いにより価格はもちろん、使用できるサービスも異なります。だからこそ会計ソフトを契約する前に、自分の使いたい機能が使えるかを確認して正しい選択をしましょう。
中には無料お試し期間のある会計ソフトサービスもあるので、一度試してから決めるのが良いでしょう。
・外部サービスとの連携
・セキュリティの安全性
・金額面やサービス内容を確認しよう
まとめ

確定申告は事前の準備が大切です。期日前に焦って準備を始めるチャットレディは経費を確認したり計算したりと無駄な時間がかかってしまいます。そのため、この時期に出勤できなくなるチャットレディが多くいるそうです。
きちんと確定申告に向けての準備を行っておけばその時期に出勤できて収入を増やすチャンスだと言えます。
また確定申告を怠ってしまうと「無申告加算税」や期限内に所得税を納付しなかったことによる「滞納税」などのペナルティを与えられてしまうことがあります。またうっかり忘れてしまっていた場合でも税務署から悪質なケースだと判断されれば「重加算税」を課される場合もあります。税理士に依頼する、会計ソフトを使用して自分でやるに関わらず必ず確定申告は行わなければなりません。

チャットレディとして効率よく高収入を得るためにも確定申告の準備をしっかり行っておきましょうね!
※この記事は2022/2/15時点での情報をもとに作成しております。