回顧してみる
当時取引が盛んだったヤフーオークションでインド人から2万円で買った汚い原付バイクを交通手段とし、2004年7月にOPENさせた東京中野区のチャットレディ用通勤事務所に通い5名のチャットレディさんの管理をすることからこの会社は始まりました。
当時は珍しい職種だったので、面接の段階で「なんかよく分かんないので辞めます」とか「やってみたけどよく分かんない」など「よく分かんない」の連続で、辞めていく人も多かったです。こちらとしてもノウハウが無いので自分が思う事を信じてやる。うまくいかなければ改善する等試行錯誤でやっているので、それが女の子に伝わるのも良くなかったですね。
とにかく初めてログインした瞬間から「報酬が発生している!」という実感をしてほしかったので、自分のお金でポイントを購入して、初日の女の子がログインしたらユーザーとして入室し「なんか緊張してる感じするのもかわいいねー」「ライブチャットってめちゃくちゃ楽しいねー」「〇〇ちゃんは結構売れるかもしれない」などポジティブ発言をするユーザーの僕と、「ね!すぐ稼げるでしょ?」「ちょっとしかチャットしてないけど今ので大体3000円くらいは報酬だよ」と言って、チャットは楽しく稼げるものだと思わせるスタッフの僕がいたわけです。
当初はお金もなかったので狭い事務所で複数人のチャットレディに出演してもらいサポートを一人でしていたので、チャット中の僕はひっそりと過ごし、女の子がいる間は帰れませんから24時間事務所にいることも当たり前のようにありましたが、頑張っている女性がいる以上こちらが楽をするという選択肢が無いのはスタッフさんであればよく理解していただけるのではないだろうかと思います。
とは言え、自分一人で仕事をするのは限界もありつつ調子に乗って埼玉県に2店舗目を出店した段階で「無理がある!」と感じ今後のライブチャット業界を考えたときに「全国の人たちにもこのお仕事を知ってもらいたい」という考えから、今自分がやっているスタイルを興味のある人たちにやってもらおうということで、「ライブチャットのマネージャー募集」と「在宅チャットレディの募集」を始めることと致しました。これがきっかけで現在いるたくさんの素敵な方々と出会え20年を迎えることになる・・・・!
在宅チャットレディの方がずいぶん増え始めたころ、ネットの仕事で日払いをするというのが周りに全然見当たらなかったので「これは業界で初めて(自称)やってみよう!」と思い、すぐさま「アコム・レイク・アイフル」に駆け込み(お金がなかったの)100万以上を調達し、在宅チャットレディ向けの日払い制度を開始しました(自称日本初。でも多分本当)。「さーうちの会社はお金があるからいつでも日払いしてください」というお金を借りているくせに気持ちを大きく「すごいでしょ!?」感を出す会社になるわけでした。
その傍ら、全国のマネージャー様との提携も沢山できて、その地域に足を運んだりすることも多くなったのでいよいよ人員を増やします(遅いのですが)。物理的に全国の代理店様を担当しながら、在宅チャットレディの管理もするなんて対応が散漫になり迷惑になるためです。経営する立場としても勉強中のため計画性もなかった時期ですね。ご迷惑をおかけいたしました。その中でそれなりに売上のあったマネージャー様が、他社に提携先を変えるなどありまして都度反省しておりました。反省しつつも「失敗しろー失敗しろー」と呪いをかけてたのも今日を持ちまして呪いをとくようにしておきます。
マネージャー様へ
経営、ライブチャット担当として方向性やノウハウを試行錯誤していた時期で、お眼鏡にかなった対応が絶対にできていない部分がありました。そこを咎められることもたまにはありましたが、ほとんどの場合あたたかく見守って頂き成長をさせて頂いたと思っております。各マネージャーのオーナー様は、会社をやっている立場であることから人より秀でた「個性・特性」があり「この人はこういう考えなのか。あのオーナーとは違うな」など大変勉強になりました。
得てして「個性・特性」がオーナー様ごとに全然違う事から、それぞれに提案する内容、話し方、距離感をとても神経質に考え非常に苦労をしました。それが長い時を経てタコのように瞬時に自分の状態を変化させるというスキルを持ち、このタコスキルに関しては誰にも負けない自信がございまして「いつもありがとう」を「いやー本当助かるよ」「皆さんがいないと無理です」や「第三者に感謝を伝え、それを伝えてもらう」などあれやこれやを考える僕が今存在します。(嘘はつきませんが言い方などを変えるという事です。間違っても嘘つき扱いしないでください)
チャットレディの皆様へ
今や一日に数百名の女の子がライブチャットで配信してくれているので、顔と名前が一致しないというのが本当のところです。昔であれば「〇〇ちゃん最近頑張ってるね」「あそこはこうしたほうが良いかもしれないね」など言えたのに今は全然言えません。これについては、本当に申し訳ないという気持ちと、当社のスタッフがしっかり見てくれているのでその人たちに任せているというのもあります。
僕たちの会社のことを詳しく知らない方も多いと思いますが、我々は当社で働いてくれているチャットレディに対して1秒たりとも「軽蔑・批難」をしたことはありません。一人一人に細かく感謝を毎日しているかと言われればそうでない場合もあるかもしれません。ただ、よくある言葉として「皆様あってこそ」は常々頭において日々の業務をこなしていることはご理解頂ければ幸いです。また、今後も変わらず「どこかでバックアップしてくれている会社」として成長するため何かしらご意見などあればいつでもおっしゃってください。
ちなみに「皆様あってこそ」に近しい名言はこちら(Youtube)
これから
当社は、年間のユーザー利用額が50億を超えようとしております。日本で一番すごいライブチャットプロダクションとは?をとにかくこのまま売上一番を目指すのが良いのか?と考えるとそこも一つの正解とは思いますが、やはりマネージャーやチャットレディの方々が心の中で「チャットレディJPが一番だよね」って多くの方に思っていただくことが一番になったという事だと思います。
高評価のクチコミが多いとか、HPで「当社が日本一!」等は新しく始める人にとっては一つの指針になりビジネスとしては有用な情報だとは思いますが、本当の日本一は心の中にどれだけそれを思っている人がいるかだと思います。よって心の中の話なので日本一になったかどうかは一生わからないため、私たちは「日本一になるぞー!」と思いながら売上以外の部分でも今後とも右往左往しながら「新しい人にとったらよく分かんない仕事」ライブチャットを「よく分かるようにする」ため邁進&精進できればと思っております。
2024年7月22日。一旦の20年ではありますが支えていただいている方、支えていただいてた方へいつもありがとうございます。
DISTNOAH