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イタコ ってなんだろう?

  • 更新:2021年6月17日
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イタコ と言うのは、東北地方の北の方にいる、いわゆる口寄せをしている巫女のことです(*^-^*)
口寄せは、霊を自分の体に呼び寄せることで、霊が思っている気持ちを代わりに話すのが特徴なんです。
術そのものも口寄せと言いいますし、それをする人のことも口寄せと呼んだりします。

東北で口寄せをする巫女をイタコと呼びますが、東北の南ではオガミサマ、山形ではオナカマと呼び名が様々なのが面白いところです。
他にも、福島のミコサマや茨城のワカサマなど、呼び方にも色んなバリエーションがあるのが魅力的です♪

カウンセラーのルーツ?

イタコは霊的な力を持つ人のことですが、実際のところはカウンセラーに似ている特徴もあるんですよ(=゚ω゚)ノ
死者の霊を体に呼び寄せ、代わりに話すのがイタコの役割なので、例えば亡くなった家族の代わりに声を掛ける、そういったことができるのがイタコの良さです。

今とは違い、昔は心理カウンセラーがいませんでしたから、心の負担を解消する解消してもらう方法がありませんでした。
イタコは古くから活躍してきた歴史があるので、カウンセラーのルーツといっても間違いではないでしょう(*´ω`)

イタコの由来はいくつか存在しますが、沖縄の言葉が変化したものや、アイヌ語で語るという意味を持つ、イタックから変化したという説もあります。
神を呼び寄せる巫女の道具として、板を使ったことが由来という説まで存在するんです( ゚Д゚)
とにかく由来は1つには定まりませんが、どの説も面白くてあれこれと想像させてくれますね☆

イタコの修行について

イタコになるには修行が必要で、生まれ付き視力が悪かったり、何らかの理由で視力を失った人が修行の対象に選ばれていました。
これは、視力がない人に特別な力が宿ると信じられているだけでなく、弱視の女性に仕事を与える意味もあったと考えられています。

イタコを代表する土地の1つ東北では、青森県の恐山で修行をすることが有名です。
津軽のイタコの習俗と秋田県の羽後のイタコの習俗は、どちらも国の選択無形民俗文化財、という特別な文化に選ばれていますよ(/・ω・)/

イタコの修行内容は詳しく知られていませんが、弟子入りするイタコの師匠のもとに、お米や炭を持って入門しに行くそうです。
短くても1年から3年、長ければ4年から5年の間が修行の期間になると考えられています。

板の間を打ってお祓いを唱えたり、オシラの祭文を習うといった内容が主な修行らしいです。
経験を積んでイタコに必要な知識が身についた後は、神社にこもってから仕事を始めるとされています。

イタコに口寄せしてもらうには

実際に口寄せをしてもらいたい場合は、恐山などのイタコがいる場所を訪れる必要があります。
仕事なのでお金を支払うことになりますが、相場はだいたい5千円前後が目安らしいですね。

大抵はねぎらいの言葉から始まって、応援したり励ますという内容が定番です(*^-^*)
質問できるチャンスがあるとしたら、最後に一度だけ何か聞きたいことはあるかと尋ねられる場合です。
やってきた霊が一方的に話をする形なので、それに耳を傾けるのがイタコの典型的なスタイルとなっています(^^)/

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